LAST NIGHT IN SOHO


エドガー・ライト監督の最新作
「ラストナイト・イン・ソーホー」が今月10日から日本公開された

今年はウェスアンダーソンの最新作フレンチディスパッチで締めくくろうと思っていたけどそちらは年明け1月28日に公開が決まったそうで、ならライトのこの映画をシネクイントで観て映画納めにしようと楽しみにしていた映画
あらすじは至るところに掲載されているのでそちらを観てもらうとしてファッション、音楽、タイムトラベル、ホラー、スウィンギング・ロンドン、色んな要素が詰まっている映画
まずライト監督がインタビュー内でネタバレは絶対やめてくれと言及しているのでみなさんもネタバレしないように
サイコホラーと謳っている映画であるから観るなら映画館で観る事をオススメする
後に配信やDVDで観ても必ず楽しめる。けど途中で停止できてしまう環境で観るのはこの映画を100%楽しめない。ジワジワと恐怖に襲われるから。サウンドにもライトのクリエイティブが発揮されていて主人公のエロイーズが田舎からロンドンに引っ越してきてタイムスリップするまではモノラルサウンド、60年代にタイムスリップして初めてステレオに切り替わりサウンドが映画館を包み込む演出が施されているそう。
それは鑑賞後に知った情報だったのでそれを踏まえてもう一度映画館で鑑賞をしたい

映画を観て昨今にも根付く娯楽は女性を犠牲に強いることで生まれたものがあまりにも多いと思うはず
1960年代のロンドンの舞台にした映画というと真っ先にファッションやユースカルチャーでポップで華やかな世界観を想像する
でもこの作品はスウィンギング・ロンドンではなく、その裏に隠された大人たちの支配する歓楽街、ソーホーで起きていた事が写されていた


余談でエロイーズがアルバイトをしていたパブ "トゥーカン"は現在も営業中のパブだそう
いつかソーホーに行って飲みにいきたい