HOT SUMMER NIGHTS

敬愛するA24制作 HOT SUMMER NIGHTS 劇場鑑賞。



日本公開は 2019年8月16日。真夏だ。今日は9月4日 気温24度 曇り。公開日に観れば良かったと強く思わせるほどこの映画は夏を連れ去って行く。

ほぼ実話というナレーションから始まる本編。
時は1991年。まだまだ80年代の名残りが強く残るアメリカ。その頃日本はバブル最終期。
親の世代に観せれば I'll be backするだろう。

BECKのI'm so freeが流れると夏のはじまりを思い出すような明るくコミカルなシーンが多いが 全体的に暗さというか重さを感じてほとんど笑えない。それはティモシーシャラメ扮する主人公ダニエルの不安定な心が表情から終始伝わってくるからではないだろうか。

ホタルも光を失ったら死ぬし大型ハリケーンは一瞬で全てを破壊する。これは心情の比喩だ。ひと夏のたのしかった思い出。

青春映画とはいえ こんな青春は日本ではほとんど送れないと思うけど 妙に刺さる映画だった。SuicideのSurrenderが夏を連れていってしまうよ。

ほんで終盤のティモシーのスタイリング完全にポケットモンスターのサトシだった。