妄想脅威

六本木ヒルズでジオラマとガメラが見れると知り、最終日前日に一人足を運んできた。


日本で特撮が始まってから登場した怪人=空想脅威と捉え、実際の撮影セットや模型と共に都市についても考えるという壮大な展示。

聞いただけでワクワクするな。

最初に出迎えてくれるのが森ビルが誇る1/1000スケールの東京模型(一般非公開)!

昔にタモリ倶楽部で見たものが実際に見られるなんて、、、


そして特撮の始まりから、社会の移り変わりを比較した年表。

これがまた読み応えがあって実に面白い。


本当はこの後ろに崩壊した東京タワーに巣食うギャオスの圧巻のジオラマがあるのだが、撮影NGだったので割愛。残念。

”新国立競技場を睨むガメラ”



そして先へ進むとお待ちかね新旧ガメラ。

こんなにガメラをピックアップしてくれとは、なんてスバラシイ!


”ポスター達”

貴重な平成ガメラ&ギャオスの設定資料まで見ることができた。


子供の頃、怪獣大図解みたいな本には必ず解剖図載ってて貪るように読みましたねぇ

”擬音が格好良い絵コンテ”

”旧ガメラのロビーカード”

”平成ガメラヘッド。手前からG1・G2・G3”


ただただ見入ってしまう興味深い展示の数々。

まだ二部屋目にもかかわらずこの時点で多分1時間くらい経っていた。



そして誰しも憧れたであろう、怪獣となれるアトラクション。

撮らないのは損だろうと、近くにいたカップルを捕まえて撮ってもらった。


1/1000だから実寸にすると全長1.7km以上になるのか〜

ゴジラ、ガメラ屁でも無いデカさだなぁ。


ガメラ以外にもウルトラマンの歴代怪獣も紹介されていた。

東京のどこに出現したのかを書いてあるのが面白い。



次のフロアにはこれでもかと広がる都市模型。

よく見ると東京タワーの近くにギャオスとガメラがいるのが良い。

しかし、森ビルが作ったこの都市模型は実に素晴らしい。

これだけでも1時間以上は見てられる。

展示も終盤に差し掛かると平成ガメラの宿敵が待ち構えていた。


G2で電車運転手の田口トモロヲを一瞬で惨殺するソルジャーレギオン。

個人的にとても好きなレギオン。感情が一切感じられない恐怖感が惹きつけられる。


余談だが田口トモロヲ氏はG3では医者として登場している。



展示物は少ないにもかかわらず見応えたっぷりな内容。

気がつけば2時間以上、東京の空は日が沈んでいた。



誰か誘おうかと思ったが一人で行っても正解だった。実に満足。

そして平成ガメラ観直そう。




text/B・Bashful