黒い金曜日


感謝祭の翌日、11月第4週金曜日はブラックフライデー。全米各地で行われる、生活用品から何から全て安くなるビッグセールだが、今や、日本でも外資系ブランドをはじめ、多数のセールが行われるショップホリックの祭典だ。そんな中、supremeの元クリエイティブディレクター、Brendon Babenzieが手掛けるnoah(ノア)がパタゴニアの環境保全の草の根活動支援に共鳴し、ウェブサイトを閉鎖している。ノアのインスタグラムにはパタゴニアのロゴとともにこうある。

Patagonia will be donating 100% of their Black Friday profits to grassroots environmental groups.
Shop with them, we'll be closed.

パタゴニアはブラックフライデーの売り上げを100%活動グループに寄贈する。だから、今日はパタゴニアで買い物してね。僕らは閉店するよ。


ディレクターのブレンドンは環境保全とハイクオリティなプロダクト生産を両立することに高い関心を抱いている。Hypebeastの記事でもパタゴニアは理想の一つと語り、ノアもサスティナブルな服作りを目指しているそうだ。現段階ではそれが完全に実現できていないことを自認し、自身のブランドではブラックフライデーにオンラインでアイテムを売らないなんて、なかなか出来ることではない。なんともクール。日本でいうところの粋な試みである。


Snyzy・Pinks