COMME des FUCKDOWN
2010年代の初期にヒップホップ、ストリート界隈でバズったCOMME des FUCKDOWN(コムデファックダウン)が再流行の兆し。もともとTHE CUTというブランドが展開していたいわずもがなコムデギャルソンのパロディラインである。これをエイサップロッキー始め、エイサップモブの連中がプロモーションで身に付けていたため、ヒップホップシーンに大ウケしたのだ。Tシャツ持ってたなあ。まだあるかな。
で、このCOMME des FUCKDOWNがイタリアのストリートから復活(なくなってはいなかったのかな)なんでイタリア?って感じだがブランド概要にはしっかりと米国発祥と記してある。Dopest street wearなんて大層なコピーを携えて、コレクションもリイシューされ今っぽく洗練された雰囲気になった。特に小物がいい感じ。バスケットボールが完売してるあたり最高だ。
あまりストリートって言葉を連呼して安売りしたくはないが、このモードファッション界に君臨するコムデギャルソンを堂々パロディするスタンス。ストリートカルチャー由来の反骨心を感じる。「ラグジュアリーストリート」とかいう個人的にはキナ臭いトレンドをシニカルに表現していて好感が持てる。
via @highsnoviety
今っぽいスタイルにとりあえずタグをくっつけて、どこをどう切り取ってもコムデギャルソンではないのにドヤ顔である。ブランドの真意は不明だが、僕には隆盛するモードファッションとストリートカルチャーに対する愛のあるイタズラ心と嫉妬心を伴った小さな反抗のように思えるのだ。大袈裟な言い方をしてしまったが、その「なんつって」ノリが、可愛いんだよね。
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