THE POTONE!2nd album
地元山梨の知る人ぞ知る音楽レーベルNeguse Groupから新譜情報が到着。山梨のアーティストといえばstillichimiyaが八面六臂の大活躍。全国各地、やべー勢いのすげー盛り上がりを経て先日アジア潜伏中のモキュメンタリービデオシリーズをLuteから公開。無事最終回を迎えた。山梨のichimiyaから世界のichimiyaへ。今後の展開が待ち遠しいが、2000メートル級の山々に囲まれた「すりばちの底」と形容される甲府盆地の懐は広い。Neguse Groupもまた魑魅魍魎の鬼才と奇才を輩出してきたレーベルなのである。
THE POTONE!がファーストアルバムを出したのは8年前。オフィシャルのプロフィールでも「そもそも誰も知らない」とシニカルに紹介されているが、僕も正直知らない。しかし、ラジオにてプロフェッサーこと坂本龍一御大に「歯医者で聴きたい音楽」と評され、昨年末に惜しまれながらも閉店したColetteから注文が入ったというではないか。
アルバムタイトルは「やまなしい」。収録曲のタイトルも山梨県民にはピンとくるワードがちりばめられている。これが全国のタワレコに並ぶのはなんとも痛快だ。聴くしかない。リードシングル「Nou Nen」は、軽快なエレクトロニックサウンドとアンニュイなボーカルにあわせ、サブカルチュアルなアニメーションがヌルヌルと展開していく。インフルエンザで寝込んでいるときに高熱でうなされつつ婬夢を見て朦朧としながら勃起してしまうような(どんな)モワモワした高揚感に包まれた。2018年、「やまなしい」がホットワードになるかもしれない。ぜひ特設サイトとビデオをチェックしてほしい。
THE POTONE!
山梨のエレクトロニック音楽バンド。カラフルな彩りのちゃんこ風ほうとうサウンドは、好きな人には好かれ、嫌いな人は嫌らわれている。そもそも誰も知らない。過去には、坂本龍一氏のラジオにて「歯医者で聴きたい」という言葉を賜った。ひっそりリリースされた1stアルバムが、パリのColetteから突如注文が入るなど、もしかすると大変オシャレな方々にもおすすめなバンドなのかもしれない。
Neguse Group
山梨を拠点にする、なんでも屋。主に音楽レーベル。ひっそりと活動を開始したが、突如パリの有名セレクトショップの Coletteなどから受注を受け、「のんびりやっててもセンサーが敏感な人にはビシバシ届いちゃうんじゃ
ないのかしら?」と思い込んでしまい動きが鈍いが、所属アーティストのポテンシャルの高さと、頭のユルさには定評がある。これまでに THE POTONE!、PAQ、Primula のアルバムをリリース。
Neguse Group/THE POTONE!特設サイトより抜粋
THE POTONE! 『やまなしい』
1. あ、ここです。
2. Nou Nen feat.Utae
3. 0552
4. DONG DONG
5. PAL
6. YASETTAI!
7. KYOTOはYAMANASHIに憧れている feat.Polar M
8. ARASHI
9. 恋はぐみいろ
10. まぼろしの季節
発売日:2018.1.24
レーベル: Neguse Group
品番: ngcd005
JANコード:4560445190033
形式:CDアルバム(紙ジャケット)
価格: ¥2,000 + 税
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