ハイスコアガール
BAKIが夏のハケンなら、これは2018、いやここ数年でもっともハマッたベストオブハケンアニメかもしれない。個人的には物語シリーズ『化物語』以来のドツボである。
JOJO第五部黄金の風もそうだけど、ワーナーさんのアニメ、秀逸だな!? こうなると同じくワーナー配給の『博多豚骨ラーメンズ』も見たくなるなあ。
ゲーム会社SNK(キング・オブ・ファイターズ、餓狼伝説、龍虎の拳などを制作している会社ね)と出版社(スクウェア・エニックスこちらも大元はゲーム会社だが、「月刊ビッグガンガン」を発刊し、ハイスコアガールが連載中)との版権問題で連載が止まっていた「ハイスコアガール」。
アニメ化の話もストップしていたのだが、今年それらの問題が和解し雪解け。2018年夏アニメとしてスタートした本作だが、原作は今月号(9/25発売号)で最終回を迎えるそうだ。
漫画の存在は知っていたけど、ここまでアニメとの相性がいいアニメって珍しい。僕はアニメ入りなので、アニメをひととおり見終えてから原作をじっくり読みふけりたい。
これ、魅力を書き出したらとまらなくなるので箇条書きにする。
・1990年代を舞台にした時代背景
・主人公はこの当時で12歳なので、リアルな年代でいうと今の40代前半ということになるが、それよりも下の世代でも充分楽しめる
・「ストリート・ファイターⅡ」をはじめとした格闘アーケードゲーム、PCエンジンからプレステ、セガサターンなど家庭用ゲーム機の変遷を見られる
・ゲームを通して繰り広げられる、甘く切ない本格的な青春ドラマを味わえる
・ゲームも青春ドラマもおまけでなく、どちらも主軸。本格ゲーマーもきっと納得
・ゲームセンターに行きたくなる
・ゲームをやりたくなる
・恋をしたくなる
・女の子の描写がカワイイ
・主人公ハルオの友達、宮尾がいいやつすぎる
・個性的で魅力的なキャラクターが多い。モブすら愛せる
・ガイルさんを始めとした実際のゲームキャラが、ハルオの心の中で多数登場
・実際のゲーム画面がエモ過ぎる
・モノローグ、心理描写の妙
・ギャグパート普通に笑っちゃうくらい面白い
etc
このまま、物語シリーズの新章が始まらなければ2018の個人的なハケンは間違いなく「ハイスコアガール」。切なくて懐かしくてワクワクするあの頃の日常の感覚を疑似体験しつつ、単なる回顧厨に媚びたアニメでない、極上の青春ラブコメディに仕上がっている。
エンディングテーマはやくしまるえつこの「放課後ディストラクション」とこれまた最高の組み合わせ。本気で笑えて、泣けるアニメ。毎週金曜日TOKYO MXで24:30〜、もしくはNetflixで配信中だ。
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