PUNPEE/タイムマシーンにのって

2010年代を代表する、締めくくるような1曲じゃないかな。

音源リリースは一年前だけど、満を持してのMVリリース。それすらもうタイムトラベルというか。

人はこれって時にどうしても 「時間を戻せたら」とかいうね でも誰も直せないよ 治せないんだな 昔からそうだし まぁ しょうがないね きっと先は深くて不安定 でも お行儀よくじゃつまんないね タイムマシーンに乗り込んで トラベラーになれたら 箱の中の猫を思っても 後悔だけが胸を焦がして いつもあの猜疑心で遮るんだわ 昔からそうだし まぁ しょうがないね きっと先は深くて不安定 でも お行儀よくじゃつまんないね タイムマシーンに乗り込んで トラベラーになれたら

「時間を戻せたら」。年々、こういった思いが増えてくる。でも「直せないよ 治せないんだな」っていうのも分かっている。

“シュレディンガーの猫”を引き合いに出して、目で見たものと見えないものの不可思議に、猜疑心を抱きながら、あの時ああしていれば良かったのか、とか、いろいろ後悔する日々。

そんな時間すら乗り越えて前を見て進む。タイムマシーンに乗り込んで、トラベラーになれたら。僕はどこへ行って誰に会うだろうか。

なんて感傷に浸ってしまうほど“エモ”な曲なんですけれども、アニメーションMVもとても素敵に仕上がっている。

プロフェッサーXみたいなハイテククルマ椅子に乗ったオールドPUNPEEが自身のアルバムを見返し、デロリアンさながらのビートルタイムマシーンに乗って、高校生時代のヤングPUNPEEや、80年代のディスコにマミーPUNPEE、ダッドPUNPEEに会いにいく。

このSFアニメーション作品の総監督はGhetto Hoolywood、シネマトグラフィー(映像監督)にスタジオ石のMr.麿!最強タッグだ。