ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld
川原礫によるライトノベルシリーズのアニメ化作品最新作。『ソードアート・オンライン』シリーズは1期、2期、劇場版と観てきているが長いことこの「アリシゼーション」は放置してしまっていた。劇場版や2期の最後で、まだ伏線や続編の匂わせはあったものの、ひとまず一段落といった感じだったからだ。でひさびさにテレビアニメで観たら、ひたすらキリトがバカでかい樹を切り倒すために斧を振るというシュールな展開(物語的にはけっこう大事な場面)になっていたためにあえて寝かせていた作品だ。そんな「アリシゼーション」が最終章を迎えるとのことで視聴再開。
我らが主人公キリトくんはVRMMOシステム(ハードウェアを介し現実に体感しているかのようにゲーム世界に没入することができる物語の根幹となっているシステム)でゲーム内に入り込むことになるのだが、その原因となるのが「生きとったんかワレェ! 」と言いたくなるようなやつだったりする。まあ、たびたび言及されてたしな。そして新しいゲーム世界「Underworld」である目的を達するために奮闘するキリトくんだがゲーム世界と現実世界を巻き込んだ事件に発展していく。物語はまさにクライマックスを迎え、現実世界では自衛隊とアメリカ政府&民間軍事企業、そしてネットゲームをプレイする民間人までも関与する過去最大規模のアクシデントに。「Underworld」では世界全土を二分する戦争が展開されている。
テクノロジーを身近に感じるゲームを題材だからこそ、未来のネットワーク社会がどのようになるのか、そして人々にどのような影響を及ぼすのか、というひとつの仮説として観てみるのも面白いだろう。自粛中で“オンライン”がひとつのキーワードになっている今だからこそ観たいアニメではないだろうか。
しかしこちらも新型コロナウイルスの影響で4月から放送予定だった最終章の放送が7月に延期。4月からはこれまでに放送されている「War of Underworld」の前半12話が再放送される。見逃していた人にとってはチャンスだ。
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