僕がiPhone7を選ぶわけ
いよいよ発売日を迎えたiPhone7だが、予約した7 plus ジェットブラックは入荷する気配がない。防塵防水、デュアルカメラ、大容量。欲しい理由はいろいろあるけれど、このジェットブラックこそが僕がiPhone7を選ぶわけ。このセクシーなブラックに一目惚れ。見た目もだけれど、重要なのは名前。「ジェットブラック」。そう。お分かりいただけるだろうか。あのジェットさんです。
「カウボーイ・ビバップ」です。ええ。主人公スパイク・スピーゲルのハードボイルドな良きバディ、ジェットのフルネームこそ「ジェット・ブラック」なんだよな。このただでさえ厨二心をくすぐるネーミングを採用したということは、アップルの幹部、いやクック船長はビバップファンなのかもね。
そもそもケータイを変えるつもりはなくて、うっかり、長年の相棒だった5Sを某ファストフードショップのトレーに置いたまま、ゴミと一緒に軽快に放り込んでしまっていたのだ。深夜帯だったために朝まで紛失(廃棄)に気づかず。
初めて「iPhoneを探す」アプリを起動して映し出されたのは、廃棄物処理場でした。
電話はしてみたけれども職員さんも当然手は出せるはずもなく。電話越しに苦笑い。いたたまれない空気が漂った。ひたすら衛星から見続けていたが、それはまるで、サムズアップしながら溶鉱炉に溶けていくシュワルツェネッガーを見守る少年ジョンのような気持ちであった。
そうか。これが地獄か。
text/SNYZY・PINKS
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