ドンフライ VS 高山
日本ベース総合格闘技の金字塔と言えば、プライド。すでにプライド亡きあと、新たな潮流が日本で生まれている。正統後継といえるのはRIZIN。K-1でその名を馳せた名選手も健在だ。UFCでならしたランカーたちも海を渡って参戦。昨季UFCをリリースされたダロンクルックシャンクは新たな闘いの場を求めて日本にやってきた。4月のRIZIN参戦早々、そのポテンシャルの高さを見せつける。テコンドーを主体にした変幻自在の打撃テクニックで、日本の佐々木選手を圧倒した。
ダロンは口ひげが特徴的なアメリカ人。そして佐々木選手は長身金髪のコワモテ日本人。おや。どこかでみたような日米対決だ。そう。ドンフライと高山選手である。プライドを通してこれだけ記憶に残る日米ガチンコ殴り合い対決が他にあるだろうか。185㎝のアメリカ人と196㎝の日本人、怪物同士の超ヘビー級のぶつかりあい。マークコールマンが欠場となりリザーバーとして出場した高山選手は、伝説の一戦を演出。顔面崩壊しながらもプロレスラーの矜持を果たしたのだ。当時、テレビを見ながら茶の間でひっくり返りそうになった。まずは煽りVTRから見てほしい。これがプライドマナーである。
そして衝撃の本編。まんま、喧嘩稼業の世界感で、必殺の煉獄を、互いの顔面打ちにのみ絞って打ち合っているようだ。
注目すべきは高山選手のタフネス、というか負けん気。そして高山のガードテクニック(ガードする気がないのか、ダメージが深刻なのか。距離を潰して打たせまいとしているが、おそらく後者)を差し置いても、ドンフライのパンチのうまさは見事だ。コンパクトに振っても、ものすごい威力。ガードのすきまから腰の入ったパンチが飛んでくる。これは効く。ドンフライ、ケンシャムロックに打ち勝ってるのか。プライド男塾恐るべしである。
最強の格闘技は何か!?
多種ある格闘技がルール無しで戦った時…
スポーツではなく目突き金的ありの『喧嘩』で戦った時
最強の格闘技は何か!?
今現在 最強の格闘技は決まっていない
喧嘩商売/喧嘩稼業より
text/SNYZY・PINKS
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