KINGSMAN CHURCH FIGHT SCENE

via You Tube Kingsman - Church Fight 

キングスマンがキングスマンたりえる理由。それは続編ゴールデンサークルにも受け継がれている。ハリーとエグジーの絆だったり、随所に散りばめられたユーモアやトピックだったりマシューヴォーン監督が見せる、徹底的でとてつもない暴力やぶっとびのゴアアクション映像だったり。魅力を挙げればキリがないけれど、全てはこの「チャーチファイト」に凝縮されている気がする。

少しだけ流れを話すと、サミュエル・L・ジャクソン演じるヴァレンタインは、人を凶暴化させる装置で人口を減らそうと考える。その実験場として教会が使われたのだが、キングスマンのベテランエージェントハリー(コードネーム:ガラハッド)はヴァレンタインを捜査中に敵の術中にハマり実験の対象とされてしまう。その一部始終が伝説の「チャーチファイト」であり、ゴールデンサークルにも続く重要な場面なのである。

この映像を何度観ても最高と思えるか。何もフィールしないか。または、嫌悪感を示すか。その反応によってあなたはキングスマンを観るべき人か否か分かるだろう。いわばこのシーンこそキングスマンが仕掛けた壮大な「踏み絵」なのである。

Kingsman - Church Fight via YouTube

2015年のスターウォーズの新トリロジー公開よりも一歩早くマーク・ハミルを起用している点もさすがである。(キングスマンは2014年に公開され日本公開されたのはスターウォーズ/フォースの覚醒が公開された少し前の2015年9月)

映画『キングスマン』予告編 via YouTube