Weny Dacillo/AMPM 2018
もっぱらSpotifyでヘビロテ中のWeny Dacillo(ウィニー・ダシーリョ)。先日リリースされた全14曲のアルバム「AMPM 2018」がたまらなく気持ちがいい。もともとは「高校生RAP選手権」にキャリアのルーツを持つが、僕はその頃を知らない。MARZYのミックスしたFreshmanに収録された 「Convinience Star ft.HIBIKI」や、DJ CHARI&DJ TATSUKI,JP THE WAVY,PABLO BLASTAとの「ビッチと会う」でフィーチャーされたアーティストである。オートチューンがかったボーカルの声の主は彼だ。最高だろ?
via ビッチと会う feat. Weny Dacillo, Pablo Blasta & JP THE WAVY / DJ CHARI & DJ TATSUKI YouTube
母がフィリピン人のハーフで板橋在住。板橋といえばPSG。天才を生み出す土地なのかとにかく曲がいい。kiLLaもそうだが、日本語を用いてRAPしながらもどこの国でも通用する楽曲のクオリティを担保する。日本語RAPではなくちゃんとHIPHOPしている。僕はそんなアーティストが好き。
AMPM 2018「Favorite Girl」はSEEDA,BRON-Kによる「One Way Love」を彷彿とさせる。本人にそんな意図はないと思うが、Wenyオリジナルアップデート版というべきか、思い入れのある曲を思い出させるエモみがめちゃくちゃ刺さった。“AMPM”をアートワークやEP、アルバムタイトルに入れているってことは僕とたぶん同じくらいの世代か同じ世代の兄弟がいるのかもしれない。きっとあのコンビニのライスバーガーを食らってブチあがって育ったに違いない。というかジャケットもライスバーガーだしね。どこかそんな90年代〜00年代のレトロさも感じるWeny Dacilloを応援しています。
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