Trippie Redd x Joji x Rich Brian x Kris Wu x Baauer - "18" アジアとアメリカの新鋭アーティストが豪華共演。日本出身のjojiに注目
via YouTube Trippie Redd x Joji x Rich Brian x Kris Wu x Baauer - "18"
近年アジアをバックボーンに持つヒップホップアーティストの活躍がめざましい。中国、韓国、インドネシア、そして日本。2018年もニューカマーの登場と、更なるブレイクが期待される。そんな中、韓国のKeith Ape(キース・エイプ)や中国のHigher Brothers(ハイヤーブラザーズ)を筆頭に、アジアンヒップホップカルチャーを次々に世界へと送り込んでいるメディア/マネジメントプラットフォームの名門88risingが「18」をリリース。アジアとアメリカの注目株がチームアップしたポッセカットとなっている。
楽曲には豪華なメンツが名を連ねる。88Risingの看板アーティストの1人、インドネシアからワールドフェイマスを手に入れ、アルバム「Amen」も絶好調なRich Brian(リッチブライアン)。元アイドルグループEXOメンバーの中国系カナダ人アーティストクリス・ウー(ウー・イーファン)はTravis Scott(トラビススコット)と共演し、LidoがRemixを手掛けるなどアーティストとしてプロップスを獲得し続ける。仲の良かった6ix9ine(シックスナイン)と喧嘩別れするなどハイプも後押しして話題の実力派Trippie Red(トリッピーレッド)。そして日本は大阪出身で現在はNYに拠点を置くjoji(ジョージ)。トラックは「Harlem Shake」で一世を風靡したBaauer(バウアー)。もはや代名詞となったHarlem Shakeの栄光を振り払うかのように、昨年DIPLO主催のMAD DECENTのサブレーベルよりアルバムをリリース。そして満を持してのビッグトラック投下となった。リッチブライアンバースから、クリス・ウーのフックを経てハードな曲調がローファイに転調。jojiのスムースなボーカルが乗り、トリッピーレッドバースへの流れがめちゃくちゃ気持ちがいい。
Trippie Redd x Joji x Rich Brian x Kris Wu x Baauer - "18" via YouTube
jojiは先述したように日本生まれ日本育ちの25歳。オーストラリア人の父を持ち、フィルシー・フランクの名でかねてよりYouTuberやR&Bシンガーとして活動。彼のチャンネルのPink Guyは人気のキャラクターで、アーティストjojiにはおおよそ似つかないキャラ崩壊ぶりである。このPink Guyは一大ネットミームと化したバウアーのHarlem Shakeムーブメントに一役買ったとも言われている。
DO THE HARLEM SHAKE (ORIGINAL)via YouTube
The Viral Mastermind Behind The Harlem Shake Meme Wrote An Album About Heartbreak (HBO) via YouTube
NY大手のカルチャーメディアViceも密着インタビュー。YouTuber、アーティスト、二つの側面を持つjojiのクリエイティビティに迫る内容だ。Harlem Shakeのバズから5年。2人はヒップホップムーブメントの最先端で交わった。今や88risingの看板アーティストたちと肩を並べるjojiのサクセスストーリーは、創作を継続しつづけることの大切さを教えてくれる。2018年、更なるブレイクスルーを期待し引き続き注目するとともに、jojiに続く日本出身のグローバルアーティストの出現を楽しみにしていよう。
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