RICK NOVA/FROM THE SUN TO THE MOON&Unknown Paradise EP
スマートかつ変幻自在のラップスタイルを持つRICK NOVAは10月にEP『Unknown Paradise』をリリースし、続けて11月16日に新たなシングル「FROM THE SUN TO THE MOON」をリリースした。
大分出身のトラックメーカーillmoreを擁しアルバム『ivy』も好調なChilly Sourceレーベルの面々との交流や、Taeyoung Boy(テヤンボーイ)、KK(ケーケー)とのヒップ・ホップクルー、MSN(メセン)での活動、独特のキャラクターとボコーダーボイスのフロウで人気を集めるWeny Dacillo(ウェニー・ダシーリョ)を始め、maco marets(マコマレッツ)MATO(マト)、釈迦坊主(シャカボウズ)らとの共演など、幅広いアーティストと多様な楽曲を制作し、シーンを賑わせる。以前にもブログで取り上げているので、詳しくはこちらを参照してほしい。
そんなRICK NOVAの新作EP『Unknown Paradise』 にはDJ CHARI&TATSUKI、Ry-laxとの「22VISION」でもその存在感をいかんなく発揮した若手注目シンガーのYo-Sea(ヨーシー)や、 (この「22VISION」をDJ KANJI(DJカンジ)がRemixし、Young Coco(ヤングココ)をフィーチャーしたティーザーがX-LARGEから公開されているがこちらも最高)
これまでも共演してきたWeny Dacillo、彼自身が率いるクルーTokyo Young Visionから、YEN TOWN、MARZYらとX-LARGE×『ムタフカズ』のコラボコレクション楽曲を制作し注目されるFox 4g(フォックス・フォージー)、お台場を拠点とするNormcore Boyz(ノームコアボーイズ)からYoung Dalu(ヤングダル)、Spada(スパーダ)が参加。山梨からはYUNG YUもフィーチャー。RICK NOVAと交流の深いアーティストが集結した一作となっている。
ビートも、トラップ、アフロ、チルウェイヴなどバラエティに富んだサウンドが満載。それらのトラックを器用に乗りこなしライミングするRICK NOVAのスキルが光る。どこか艶めかしさが漂い、セクシーでエロティックな世界観は夜の深い時間にしっとりと聴きたいEPである。
そして11月16日に配信されたシングル「FROM THE SUN TO THE MOON」はストリングスのエフェクトがかった音が特徴的なウェイビーなトラックに、RICK NOVAがオートチューンでラップを載せたチルな1曲に仕上がっている。こちらも気持ちがいいのでぜひチェックしてもらいたい楽曲だ。ジャケットの雰囲気もめっちゃ好き。
RICK NOVA本人いわく、2019年にかけさらなる楽曲のリリースを予定しているとのこと。今後の活躍にも注目だ。
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