ペン


仕事で原稿を書くときは、一度、取材メモから紙に下書きをする。この時に使うペンは「ユニボール シグノ RT1」の0.38mm。デザインも書き味も好みだ。もともとは、漫画家の江口寿史先生が練習スケッチ用として愛用していることを、ツイッターとインスタグラムに投稿し話題になったもの。僕の場合はスケッチではないけれど、文章を書くときもペンの感触が気持ちいい方が捗る。しかし、取材に持ち出すとよく無くしてしまう。買いだめしておけばいいのだけれど、替芯を大量にストックしているので結局本体を買うことになる。結果、替芯は減らないという悪循環に。なので取材用のペンとしてPentelとASKULのコラボ品を試してみようと購入した。



白いボディに「Smooth Writing」という字体が良い感じにレイアウトされている。芯先の太さは0.5mm。書き味やインクの出方もRT1に近い、滑らかな感触。

校正用にはSTEADTLER triplusの4本セット。黒の他、赤青緑の色が揃っているのは嬉しい。しかもケースのフタがスタンドとして機能する。細かなところに書き込むので芯先は0.3mm。

弘法は筆を選ばずとは言うけれど僕は弘法大師でもなんでもなく、世俗にまみれた愚物なのでいろいろ試して自分にフィットしたのがこれらということである。

text/SNYZY・PINKS